「昨日までいい感じだったのに、急に返信が来なくなった」
「デートでは楽しそうだったのに、なぜ?」
マッチングアプリでフェードアウトされると「何か悪いことをしたかな」と思ってしまいますよね。
しかし、結論から言えば、フェードアウトを機にする必要はゼロです。
なぜならマッチングアプリは複数の異性と出会い、比較しながら相手を探すものだからです。
実際、オンラインデーティングに関する研究でも理由を告げず連絡を断ついわゆる「ゴースティング」は珍しくないことがわかっています。
本記事では、プロの公認心理師である筆者が、マッチングアプリでフェードアウトされる理由について解説します。
この記事で一番伝えたいのは、「フェードアウト=あなたに問題がある」ではないということです。
マッチングアプリでフェードアウトされるのは珍しくない
まず知っておいてほしいのは、突然連絡が来なくなること自体、オンラインでの出会いでは珍しくないということです。
2024年に発表されたオンラインデーティングの「拒絶」に関する研究では、177人を対象に調査したところ、ゴースティングは調査された拒絶方法の中で最も多く経験されていました。
しかも、ある程度メッセージを交わした後でも起きています。
なので「10日もLINEしていたのに」とか「2回もデートしたのに」という状況でもフェードアウトされる可能性はあります。
もちろん、された側からすれば気持ちのいいものではありませんが、マッチングアプリを利用する以上フェードアウトはある程度起こりうることとして考えておいたほうが楽です。
急にフェードアウトする理由
マッチングアプリでフェードアウトされるのはなぜかというと「あなたの優先度が相対的に低くなったから」です。
理由としてまず考えられるのが相手にとってより魅力的な人が現れたことです。
これはあなたがダメだったという意味ではありません。
マッチングアプリでは、
Aさんとメッセージ
↓
Bさんともマッチング
↓
Cさんとデート
↓
Bさんと意気投合
といったことが普通に起こります。
そして、人が恋愛に使える時間やエネルギーには限界があります。
Bさんとの関係が急速に進んだら、AさんやCさんへの返信頻度が落ちるのは不思議ではありません。
ここが、学校や職場などで自然に出会う恋愛とマッチングアプリの大きな違いです。
マッチングアプリは「比較」が起こりやすい仕組み
そもそもマッチングアプリは、たくさんの異性を見比べられるサービスです。
実際、Thomasらの研究では、667人を対象にした調査に加え、248人を11人・31人・91人の異性プロフィールを見る条件に分ける実験が行われました。
その結果、選択肢が多いほど「もっといい人がいるかもしれない」という状態が起きやすくなることが示されています。
つまり「この人もいいけど、もっと合う人がいるかも」という心理が生まれやすいのです。
これは「あなたがダメだった」とか「嫌になった」という話ではなく、相対的に優先順位が乱高下しやすいのがマッチングアプリの環境だということです。
「デートが楽しかった=次も会いたい」ではない
男性が悩みやすいのが、「デート中は楽しんでくれていたのに、なぜ?」というケースです。
しかし「その場が楽しかった」と「恋愛相手として次も会いたい」は別です。
たとえば、
逆の立場で考えてみてください。
あなたもデートした女性について、「嫌な人じゃないけど、時間とお金を使うなら違う人かも…」と感じたことはあるはずです。
相手も同じです。
あなたが悪くなくても、恋愛では選ばれないことは当たり前のことなのです。
フェードアウトされたときの対処法は「追いすぎない」
では、フェードアウトされたらどうすればいいのでしょうか。
結論として、できることはそれほど多くありません。
数日返信がなければ、「最近仕事はどう?また時間あったらご飯行こう!」くらいの軽いメッセージを一度送るのはいいでしょう。
しかし、それでも返信がなければ追わないことをおすすめします。
何度もメッセージを送っても、相手の気持ちを変えられるとは限りません。
むしろ相手に負担をかけてしまい、印象は悪くなる確率の方が高いです。
ただし、毎回フェードアウトされるなら振り返ろう
ここまで「気にしなくていい」と説明してきましたが、一つだけ例外があります。
ほぼ毎回、同じタイミングでフェードアウトされる場合です。
たとえば、
・マッチングはするけど3往復くらいで必ず終わる
・初デートまでは行けるけど、ほぼ100%二回目につながらない
という状態なら、自分の行動を振り返る必要があります。
メッセージが質問攻めになっていないか。
プロフィール写真と実物に大きな差がないか。
自分の話ばかりしていないか。
距離の詰め方が早すぎないか。
こうした繰り返し起きているパターンがあるなら改善できます。
逆に言えば、全員からフェードアウトされていないなら「自分に重大な問題があるのではないか」と不安になる必要はありません。
まとめ|フェードアウトの理由を考えすぎなくていい
マッチングアプリで急にフェードアウトされると、「俺の何がダメだったんだろう」と考えてしまいがちです。
しかし本当の理由は、相手にしか分かりません。
そしてマッチングアプリは、多くの人と出会い、比較できる仕組みです。
そのため選択肢が多ければ途中で優先順位が変わることも十分あります。
だからこそ、一人にフェードアウトされたという結果だけで、自分の価値まで判断しないこと
改善できるところが明確なら改善する。
でも、理由が分からないフェードアウトまで自分の責任にしない。
返信がない人を追い続けるより、あなたと相性がいい人との関係に時間を使いましょう。
それが、マッチングアプリで消耗しないための一番現実的な対処法です。



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